脳害倉庫
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俺らの巣である「犬小屋」は大して悪いところじゃない。
ゴミにはゴミ溜めがお似合いだ。皮肉でも何でもなく思う。
服従の仕方と尻尾の振り方。それさえ知ってりゃ残飯だろうが食ってはいけるし
鼻が利かなきゃ餓えて死ぬだけ。「犬死に」なんて俺らにとったらシャレにもなんねぇ。
あからさまな差別や侮蔑の目も受け入れてしまえばなんてことはない。
年寄り連中はやたらと血の誇りを翳し自分らを哀れみたがるけどそんなことには興味がない。
自分が「雑種」であることに誇りも悲しみも何の感情も湧かない。
余計なプライドは生きるには邪魔なだけだ。
このことを本当に思い知ったのはまだ手足が伸びきる前のこと。
生まれて初めて「純系」と遇った。匂いで分かった。こいつは俺とは「違うモノ」だ。
その「きれいな血」が場違いなゴミ溜めで生きて死ぬのを目の当たりにして、俺は生きるということのホントの意味を知ることになる。
いつも腫れぼったかった瞼を舐めた時の塩と鉄の混じった味をまだ覚えてる。
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